種類とその特徴
多様化が進むデイサービス
デイサービスの役割は外出の機会となり社会的な交流の場を持つことと、介護を担う家族の方などの負担を軽減させることの大きく2つです。しかし最近ではさらに機能的な役割を持ったデイサービスが増えてきているんです。これは利用者の特徴に合わせてより一層マッチするデイサービスが増えていると言い換えることができます。デイサービスの種類とその特徴を合わせてご紹介しますので、ぴったりのデイサービスを見つけましょう。
リハビリ機能に特化したデイサービス
デイサービスの中でもリハビリ機能に特化させている施設は身体機能と生活機能の回復と維持に期待することができます。「自分1人で歩けるようになりたい!」という希望を持っている人や、「トイレを自分1人で済ませたい!」という希望を持っている人にはおすすめです。
リハビリの目的となることが「介護を必要としない生活」ですので、なんと言っても利用者の健康寿命を延ばすことに期待できることが魅力ですよね。利用者1人1人が持っている身体能力に合わせたプログラムを用意してくれるところがほとんどです。
認知症対応型デイサービス
認知症対応型のデイサービスの特徴は1人1人の症状に合わせてレクリエーションや機能訓練などを行ってくれます。住み慣れた地域で生活を送れるように計画を立てサービスを提供してくれますから、認知症を患っている方でも安心して利用できます。
療養デイサービス
療養デイサービスは常に医療を必要としている要介護者や、末期ガンを患っている要介護者を対象としているデイサービスです。そのため他のデイサービスとの違いは、利用者の病状や必要としている医療に合わせて医師や看護師による安全で適切なサービスが受けられるという点です。
宿泊サービス付きのデイサービス
デイサービスは基本的には通所なので宿泊することができない施設が多いのですが、宿泊サービスが付いているデイサービスでは夜間も宿泊させてくれます。ちょっとややこしいので「宿泊型の介護施設と何が違うの?」という疑問が出てきますよね。
宿泊型となる介護施設はそこに住むことや、その人らしくその施設で最期を迎えるといった役割があります。しかし、たとえば家族の急な用事などで介護ができないときにちょっと何日かお世話になる、というような使い方をすることができません。宿泊サービス付きのデイサービスではこういったショートステイ的な利用をすることができるので、この点で宿泊型の介護施設とは違いがあるんです。