デイケアとは?
デイケアって?
デイケアとは、要介護者が施設に通って心身機能の維持と回復、そして日常生活での自立を支援することが目的の介護サービスとなります。デイケアは通称で正式名称は「通所リハビリテーション」と言いますので、通所リハビリテーションとデイケアは同じだと考えてくださいね。
デイケアは設備によって機能訓練を行ったり、レクリエーションによって身体機能の回復や維持をするサービスが中心となっています。高齢者は転倒するだけでも骨折しやすいですし、骨折で安静にした後の機能回復が難しいです。よって医療保険の適用日数を超えた後でもリハビリが必要だと判断を受ければ、デイケアで医療保険を利用してリハビリを続けられます。
色々とお話ししましたが、デイケアは要介護者が「リハビリサービスを受けられる場所」とだけ理解しておけばバッチリです。
リハビリの重要性とデイケア
デイケアは要介護者のリハビリを目的としたサービスとお話ししましたが、なぜそんなにリハビリが重要なのかということをお伝えしておきますね。高齢者は若い人とは違い、ちょっとした風邪や転倒などの些細なことがきっかけで様々な機能障害を抱えるリスクがとても高いんです。若い人は骨折が原因で寝たきりとなってしまうなんて想像もつかないかもしれませんが、高齢者は骨折から寝たきりへと移行してしまうことは珍しくありません。
だからこそ骨折などで入院や療養した後にどれだけ早く継続的に機能回復をすることができるかが、その人にとっての人生を左右するほどの大きな分かれ道となります。デイケアはそれだけ重要なリハビリを様々な分野の専門家が行ってくれます。つまりデイケアの目的は入院や療養後などに、以前とできる限り同じような身体機能を取り戻すこととなります。
デイケアを利用する
デイケアを利用するためには介護保険の給付対象となっていることから、要支援か要介護の程度が1以上の認定を受けている必要があります。そして介護支援専門員かケアマネージャーに居宅サービス計画作成を依頼し、医師や理学療法士からデイケア利用が必要であると認定を受けます。そこからデイケアの施設と契約をして利用し始めることが可能です。
デイケアのサービス内容
デイケアでは理学療法と作業療法と言語聴覚療法を受けることができます。と言われてもさっぱりわからないと思いますので、それぞれを簡単に説明していきますね。
理学療法は身体機能の維持と回復をする訓練で、体操や運動を通して身体を動かせるようにします。作業療法は社会適応力の維持と回復をする訓練で、家事や手芸などを通して生活機能を取り戻します。言語聴覚療法は発声や発話などの訓練を行ってコミュニケーションを取る手段を回復させます。